脳科学ライフサポート研究センターセミナー【9月9日開催】
2016年08月03日
私たちの脳では、無数の神経細胞がシナプスを介して互いに結合し、神経ネットワークを形成しています。シナプスは神経活動の変化に応じて選択的に強化・減弱され、あるいは新たに形成・除去されます。このようなシナプス改変過程が記憶・学習の基盤であるのみでなく、さまざまな精神疾患にみられる脳領域間の接続状態の変化に密接に関与すると考えられています。シナプス前部とシナプス後部の間には約20 nmの間隙が存在しますが、これは単なる「隙間」ではなく、シナプス前部と後部を繋ぐタンパク質(シナプス形成分子)が豊富に存在します。これらのシナプス形成分子の制御機構の解明こそがシナプス改変過程を理解する鍵を握ると考えられます。本講演では補体ファミリー分子群を中心に最近の話題についてご紹介します。
日時 | 2016年9月9日(金)13:00~14:30 |
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場所 | 電気通信大学 東3号館306会議室
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講師 | 柚崎通介(慶應義塾大学医学部 教授) |
司会 | 松田信爾(基盤理工学専攻 准教授) |
題目 | Bridge Over Troubled Synapses - シナプスに架ける橋 |
参加費 | 無料(予約不要) |
問い合わせ先 | 山田 幸生(脳科学ライフサポート研究センター 特任教授) メールアドレス:yukioyamada@uec.ac.jp 電話042-443-5220 |
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