第3回 近電セミナー【12月13日開催】
2017年12月12日
近電セミナーは、電通大の瀧研究室および渡辺研究室と近畿大学の宮下研究室が合同で非定期に開催する意見交換の場です。
近畿大学の宮下尚之先生は渡辺研のOBです。現在分子動力学(MD)計算で分子生物学的な現象の分析や操作を精力的に行っています。瀧研究室の実験の分析にも関わっています。3つの研究室は共通の関心を持つ話題についての情報交換を通じて研究の進展と学生の育成をはかっています。
日時 | 2017年12月13日(水)16時30分から18時00分 |
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場所 | 東6号館 803号室
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題目 | 生物学的レアイベントを再現 / 予測する効率的構造サンプリング手法の開発 |
講師 | 原田 隆平 氏(筑波大学計算科学研究センター) |
概要 | 生体分子の機能発現に関係する構造変化は長時間の確率過程で観測される生物学的「レアイベント」であるため、長時間の分子動力学シミュレーション(MD)を実行しても確実に観測出来る保証はありません。 現状のMDにおける時間スケール問題を打開するため、我々は、長時間MDに代えて複数の異なる初期構造から短時間MDを独立かつ超並列に繰り返し実行する「カスケード型超並列シミュレーション」の概念を提案し、生体機能に関係する遷移経路の探索に成功してきました。 本セミナーでは、方法論の詳細と最近の適用研究について解説します。 |
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