脳科学ライフサポート研究センターセミナー【3月19日開催】
2018年02月19日
実世界では様々な想定外のことが生じ、それらに対し、その場その場で何らかの対応を求められる場合も多々あります。そのような学習の暇も与えられない状況に、生物は既存の機械よりはるかに高い対応能力を有しますが、その基盤として、複雑系としての脳神経系における創発現象があると演者は考えています。
本講演では、そのような観点で取り組んできた脳高次機能の神経生理学的研究を紹介します。具体的には、行動計画を要求する課題を遂行中のサル前頭前野の神経細胞の同期発火、発火ゆらぎ、局所場電位の振動等を概観します。これらに基づき、脳活動の振動・同期の意義、更には、脳科学がこれからの社会に貢献するための方向性について私見を述べます。
日時 | 2018年3月19日(月)13時00分から14時30分 |
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場所 | 電気通信大学 東3号館306会議室
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講師 | 坂本 一寛 氏(東北医科薬科大学医学部神経科学教室 准教授) |
司会 | 樫森 与志喜 教授(基盤理工学専攻) |
題目 | 脳高次機能を複雑系創発現象として捉えたい |
参加費 | 無料(予約不要) |
問い合わせ先 | 山田 幸生(脳科学ライフサポート研究センター 特任教授) メールアドレス:yukioyamada@uec.ac.jp 電話:042-443-5220 |
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