第116回研究開発セミナー【12月5日開催】
2018年10月25日
IoT・ICT、人工知能を活用して、全てが繋がる社会システムが加速している。これからは、「ひと」と「ひと」、「ひと」と「もの」「もの」と「もの」のインターラクション(コミュニケーション)がますます重要となります。
科学の世界でも、分野ごとに区切られた論理や研究・技術のみでなく、総合的視野で事象を観て、イノベーションを起こす時代となっています。
今回のセミナーでは、幸せな社会を目指して、人間とAIの協創・協働の観点から、「総合的なAI開発・活用には必須の脳科学・睡眠の原理」、「人工知能時代の新たなヘルスケアと医」、「人と共存するこれからのロボット」、「未来社会のAI・人間協創型コミュニティ構築の試み」等についてご講演を頂きます。
日時 | 2018年12月5日(水) 13時30分から17時10分 |
|
---|---|---|
場所 | 電気通信大学 創立80周年記念会館3階フォーラム
|
|
主催 | 電気通信大学 産学官連携センター | |
共催 | 電気通信大学 産学官連携センター事業協力会 | |
後援 | (社)目黒会(電気通信大学同窓会) | |
プログラム | 13時30分から13時35分 | 開会挨拶 |
13時35分から14時25分 | 「睡眠覚醒の謎に挑む ~『眠気』の実体の解明を目指して~」 柳沢 正史 氏(筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)機構長) 内皮由来血管収縮因子「エンドセリン」と、睡眠覚醒を制御する神経伝達物質「オレキシン」の発見者。2012年文部科学省の世界トップレベル研究拠点プログラム(WPI)のもとで睡眠研究の世界拠点「国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)」を構築。2017年には在宅で睡眠測定を行う為のAIを活用したデバイスを開発するベンチャー「S'UIMIN」を設立。ウェアラブルデバイスとAIによる脳波解析の自動化による在宅睡眠測定の実用化に向けて取り組んでいる |
|
14時25分から15時15分 | 「人工知能時代の新たなヘルスケアと医療 ~ライフコースデータの集積と活用~」 桜田 一洋 氏(理化学研究所 医科学イノベーションハブ推進プログラム 副プログラムディレクター) 臨床データをはじめ身体状態に関するデータを匿名化によって大量に蓄積し人工知能で解析することで、精度の高い個別化された予防をすることが世界的に期待されている。個別の予測を行う為に、経時変化のデータを蓄積するとともに、推論や評価のための基盤技術を開発し、ライフコースデータの集積と活用を目指す。 |
|
15時15分から15時25分 | 休憩 | |
15時25分から16時15分 | 「AI × ロボティクス ~人と共存するこれからのロボット~」 長井 隆行 特任教授(本学人工知能先端研究センター、大阪大学大学院基礎工学研究科 教授) 人とロボットの意味理解を伴ったコミュニケーションに基づいて、ロボットが言葉や行動、環境の真の意味を自ら獲得し理解・行動する為の技術を開発している。長井研究室にて研究開発・指導を行った遠隔育児ロボット「ChiCaRo」は大学発ベンチャーにて製造・販売を開始。 |
|
16時15分から17時05分 | 「未来社会に向けた共創型コミュニティ構築の試み ~つくばの事例~」 江渡 浩一郎 氏(産総研 知能システム研究部門スマートコミュニティ研究グループ 主任研究員) 「利用者参画によるサービスの構築・運用」をテーマに研究を続ける。2011年ニコニコ学会βを立ち上げ、現在は交流協会会長を務める。時代の先端を走る「市民科学から共創型イノベーション」を創発中。 |
|
17時05分から17時10分 | 閉会挨拶 | |
参加費 | 3,000円(資料代、飲み物代を含む) 事業協力会会員及び学内教職員、学生は無料 参加証の配布は致しません。 当日参加される方は受付にて名刺を頂戴いたします。 <事業協力会会員の皆様へ> お手数ですが、会員証をご持参ください。 会員証のご提示がないと一般参加となります。 |
|
お申込み方法 |
参加ご希望の方はウェブお申込みフォームに必要事項を記載してお送り下さい。
または、御氏名、ご連絡先をご記入の上、FAXにて産学官連携センター |
- (新しいウィンドウが開きます)電気通信大学産学官連携センター 第116回研究開発セミナー