第39回情報数理工学セミナー【10月22日オンライン開催】
2021年10月01日
情報数理工学セミナーは、2012年まで開催されていた電気通信大学計算科学セミナーを発展的に継承する講演会です。
テーマを情報数理工学の諸分野にわたって選び、毎回お話ししていただきます。どうぞご参加ください。
第39回情報数理工学セミナー:HPL-AIベンチマークの現状と今後 | ||
日時 | 2021年10月22日(金曜日) 16時30分から18時00分 |
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会場 | ZOOMによるオンライン開催
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講師 | 工藤 周平 助教 (情報・ネットワーク工学専攻) | |
題目 | HPL-AIベンチマークの現状と今後 | |
概要 | HPL-AIベンチマークは2019年末にルールが発表された新しいスパコン向けベンチマークであり、有名ベンチマークHPLをベースに、FP16などの低い精度の数値型を計算に利用することを許したものです。その結果、スパコンにおいても需要の増えた低精度演算の性能を測定することが可能となっており、科学技術計算における低精度演算利用の促進剤となるべき存在です。しかしながら現状では普及に関する問題と数値的性質に関する問題の大きく2つの問題のため、その役割を十分に担えていません。 発表者は日本の新しいスパコン「富岳」におけるHPL-AIベンチマーク実行に立ち会い、FP16を用いた2ExaFlop/sという記録的な性能数値到達において主要な役割を担っています。本発表では、その経験を踏まえ、HPL-AIベンチマークのもつ問題と発表者が取り組む課題について述べます。 |
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問い合わせ先 | 岡本 吉央(情報・ネットワーク工学専攻 教授) メールアドレス:okamotoy@uec.ac.jp |