電気通信大学 新技術紹介フェア2020秋~今話題の研究テーマを紹介します~【11月25日オンライン開催】
電気通信大学産学官連携センターは、2020年11月より新たな研究テーマ紹介イベントを企画・開催いたします。これまで年1回の頻度で開催していた産学官連携DAYに加えて、研究テーマ紹介の機会を年に複数回設けることで、最新の研究成果や技術をタイムリーに情報発信することを目的としております。本学との産学連携にご関心をお持ちの皆様の参加お申し込みをお待ちしております。
日時 | 2020年11月25日(水)13時30分から17時05分 | ||
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会場 | オンライン開催(『Zoom』を使用します。) | ||
主催 | 国立大学法人電気通信大学 産学官連携センター | ||
後援 | 一般社団法人目黒会(電気通信大学同窓会) 株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO) 電気通信大学産学官連携センター事業協力会 多摩信用金庫 |
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お申込み方法 | 下記URLからお申込みください。(参加費は無料)
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プログラム | 13時30分 |
開会挨拶 小花 貞夫(理事(研究・産学官連携戦略担当)、産学官連携センター長) |
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13時40分から14時20分 | キーノートセッション 「5G・ローカル5G 普及・高度化に関する取組み」 大塚 恵理 氏(総務省 総合通信基盤局 電波部 移動通信課 課長補佐) |
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前半の部 | |||
14時20分から 15時20分 |
研究テーマ1 「5Gのさらなる高度化:低遅延・多接続・高速・大容量を高信頼かつ柔軟に実現する新たな無線技術」 石橋 功至(先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター 准教授) |
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研究テーマ2 「5Gの先へ:深層学習を活用した無線環境認識による周波数共用」 須藤 克弥(情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 助教) |
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休憩 | |||
後半の部 | |||
15時30分から17時00分 | 研究テーマ3 「ブラックボックスな最適化問題に解を導く進化計算」 佐藤 寛之(情報理工学研究科 情報学専攻 准教授) |
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研究テーマ4 「制御システムセキュリティ:動くモノを守る技術」 澤田 賢治(i-パワードエネルギー・システム研究センター/情報理工学研究科 機械知能システム学専攻 准教授) |
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研究テーマ5 「組合せ遷移アルゴリズムの産業応用に向けて」 岡本 吉央(情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻 教授) |
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17時00分から17時05分 |
閉会挨拶 森倉 晋(産学官連携センター 産学官連携支援部門長) |
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問い合わせ先 | 新技術紹介フェア 事務局 メールアドレス:r-day@sangaku.uec.ac.jp |
※ 新型コロナウイルスの影響等により、予告なくプログラムを変更させていただく場合がありますので、ご了承ください。
研究テーマ紹介 講演概要
テーマ1
「5Gのさらなる高度化:低遅延・多接続・高速・大容量を高信頼かつ柔軟に実現する新たな無線技術」石橋 功至 准教授(先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター)
<概要>
5G以降の社会では、自動運転やスマートファクトリー、8Kストリーミングなど、これまでにない様々なアプリケーションの実用化が期待されている。しかし、これらの実用化のためには、5Gで異なるユースケースとして議論されてきたものの組み合わせ、つまり低遅延、多接続、高速・大容量という異なる要求の組み合わせ、さらにはそれらの動的な変化を、高信頼かつ柔軟に満たすことができる技術が必要である。本発表では、その実現のために2つの要素技術と共に、これらを用いた新しい無線物理層アーキテクチャを紹介し、その可能性を示す。
テーマ2
「5Gの先へ:深層学習を活用した無線環境認識による周波数共用」須藤 克弥 助教(情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻)
<概要>
Beyond 5G、6Gに向けて、IoT通信やドローン通信、8K配信など無線の用途が拡大し続けており、周波数資源は限界を迎えつつある。増え続ける無線要望に対して周波数を持続的に確保するためには、異なる無線システム間で空間的・時間的に同一周波数を協調して利用する周波数共用技術が必要となる。本発表では、我々が実現を目指す周波数共用システムを概説すると共に、周波数共用の核となる深層学習を活用した高精度電波伝搬推定技術を紹介する。
テーマ3
「ブラックボックスな最適化問題に解を導く進化計算」佐藤 寛之 准教授 (情報理工学研究科 情報学専攻)
<概要>
製品、システム、計画などを、ある目的に向けて良くすることを最適化という。近年の最適化の対象物と目的は、複雑・大規模化しており、どの要素が目的の達成にどれだけ影響するかなど、対象物と目的の関係を詳らかにできないことが多い。最適化対象と目的の関係をブラックボックスのままで最適化するのが進化計算である。最適化対象の人工物をより良くすることを、生物が環境に適応しようと変化したシナリオに照らして解決する。本講演では、近年の進化計算法、トレードオフを伴う複数の目的に向けて最適化する方法、応用事例を紹介する
テーマ4
「制御システムセキュリティ:動くモノを守る技術」澤田 賢治 准教授 (i-パワードエネルギー・システム研究センター/情報理工学研究科 機械知能システム学専攻)
<概要>
制御システムは情報技術とともに進歩し今や大規模なネットワーク化システムとなっている。ただし、ネットワーク化は接続性や可用性重視でセキュリティ面が片手落ちな状況が続いている。本講演では、制御システムの特性に合わせたセキュリティ技術として、階層型セキュリティ技術の進展状況を紹介する。既存の制御システムのセキュリティ技術がサイバー攻撃検知による防御を前提としているのに対して、紹介する技術は「サイバー攻撃の影響が発生した後のダメージコントロール」まで実現する。
テーマ5
「組合せ遷移アルゴリズムの産業応用に向けて」岡本 吉央 教授 (情報理工学研究科 情報・ネットワーク工学専攻)
<概要>
今年度10月より、科学研究費補助金学術変革領域研究(B)「組合せ遷移の展開に向けた計算機科学・工学・数学によるアプローチの融合」がスタートしました。このプロジェクトの目指す世界と今までの到達点を紹介します。その中でも、産業応用に関する事例も簡単に触れます。