【報告】剣道部がケンブリッジ大学剣道部と交流
2019年03月29日
私たち電気通信大学体育会剣道部は、2019年3月15日から22日の日程でイギリスのケンブリッジを訪問し、ケンブリッジ大学剣道部の方々と交流いたしました。当部からは学生5人がこの交流に参加しましたが、同大学剣道部との交流は、2009年の同大学800周年記念式典に当部を招待いただいたことをきっかけに始まり、今回で4回目の訪問となりました。
この交流期間ではほぼ毎日稽古がありましたが、主に当部の部員たちが同大学剣道部の方々に剣道の基礎面を教えました。彼らは剣道に対して積極的な姿勢で向き合っており、疑問を感じたところは遠慮なく私たちに尋ねてきました。そのような彼らとのやり取りの中で、これまで理屈抜きで当たり前だと思っていたことの「なぜ」を考え直す機会もありました。
また、今回の交流では初の試みが二つありました。一つは計画等の準備をすべて学生たちの手により行ったことです。苦労もありましたが、そのような経験をしたからこそ、私たちは貪欲な姿勢でこの交流に参加することができました。もう一つは、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学の伝統的な交流戦に当部がゲストとして参加したことです。結果は当部が団体戦優勝、段取得の部の個人戦は1位から3位を当部員が独占する結果となりました。ケンブリッジ大学にとどまらず、オックスフォード大学剣道部の方々とも交流できたというのは、本当にありがたいことでした。
2009年から続くこの交流は、「剣道を通じての異文化交流」と位置付けられています。剣道という共通のツールにより言葉の壁を越えやすくするだけでなく、お互いの剣を交えることで考え方の違いに触れ、改めて自国の文化を考え直すきっかけになったと思っています。
電気通信大学体育会剣道部
主務 小松央次郎 情報理工学域Ⅱ類（融合系）3年
