【報告】第12回「サイエンスカフェChofu」を開催
2019年10月07日
電気通信大学と調布市の主催、本学同窓会「目黒会」及び調布市大学プラットフォームの共催によるサイエンスカフェChofuを開催しました。
このイベントは、科学に関する知識を深めるだけでなく、参加者が自由な発想でお互いのアイデアについて語り合う場であり、講師との距離も近く、科学をとても身近に感じることができます。
日時 | 令和元年9月14日(土)14時00分~15時30分 |
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場所 | 東京慈恵会医科大学国領キャンパス物理学研究室学生実験室 |
参加者 | 一般市民の方 26名 |
講師 | 東京慈恵会医科大学医学部物理学研究室 植田 毅 教授 |
テーマ | 血管と血圧の物理学と身近な放射線 |
概要
第12回目となる今回は、東京慈恵会医科大学医学部物理学研究室の植田毅教授を講師にお迎えして、「血管と血圧の物理学と身近な放射線」をテーマに講演と実験観察を行いました。
講演では、血圧や血流とは何か、それらが異常というのは一体どのような状態なのか、私たちがなんとなく理解しがちな事柄について、ベルヌーイの定理やラプラスの法則などの物理学における様々な法則・数式を用い、時に日常的な例えを交えながら説明しました。
また、実験観察では、参加者が複数のグループに分かれ、日常の私たちの周囲にある物が放射線をどの程度放出しているのか計測する実験と、装置によって可視化された放射線を観察する実験の両方を体験していただきました。
高校生から年配の方までの幅広い年齢層の参加者同士がコミュニケーションを取り、協力しながら実験は進められ、可視化された放射線が活発に放出されて、それぞれ様態の異なるα線、β線を観察できた際には一同の驚きの声が上がるなど、サイエンスを介した新たな交流を生みながら、本会は盛況のうちに終了いたしました。
植田教授による講演
参加者による実験観察(みなさん真剣に取り組んでいただきました!!)
- 可視化された放射線
- ←中心から線状に細く放出されている白い靄のようなものが放射線です!!