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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

外国教育機関へのタブレット端末寄付のための贈呈式が挙行されました

2020年08月20日

~世界のICT・遠隔授業や環境衛生教育を充実する「スマイル・タブレット」プロジェクトが始動~

本学情報理工学研究科情報学専攻の田中健次・石垣陽研究室は、株式会社ビデオリサーチからタブレット端末を寄附いただくと共に全面的なご協力を受け、国内外のICT・遠隔教育や衛生環境教育を向上させる世界規模の実証研究プロジェクト(以下、スマイルタブレット・プロジェクト)を行います。
この最初の取り組みとして、本学はこのタブレットを2020年9月中にパプアニューギニア高等教育省に4,000台、続いてルワンダKEZA社に4,000台を再寄附する形で提供し、日本式の優れた教育や環境衛生教育に活用します。

去る2020年8月11日、このための贈呈式が在日パプアニューギニア大使館にて開催され、本学の田野俊一学長、パプアニューギニア大使館のサムソン・ヤボン代理大使、日本パプアニューギニア協会の橋廣治会長、ルワンダ側代表者サムエル・イマニシヌェン氏をはじめとする方々が出席いたしました。贈呈式では、田野学長からヤボン代理大使及びイマニシヌェン氏にタブレット端末のサンプルと寄附目録文書が手渡され、両者間の協力関係が確認されました。ヤボン代理大使からは、「パプアニューギニア政府は質の高い教育を目指して、ICTの活用と理数科教育の質の改善を進めています。タブレットの提供はタイムリーで、教員養成校の学生と教師が研究・授業準備・授業実践で活用し、児童の学びを深めることができる」として感謝の言葉を頂きました。
「スマイル・タブレット」プロジェクトには、JICAの支援により開発されたパプアニューギニアの理科・算数の国定教科書や電子版教員用指導書(文部科学省EDU-Portニッポン公認プロジェクト)を開発した学校図書株式会社及びアイ・シー・ネット株式会社、ルワンダの首都キガリ市でプログラミング教育を行うKEZA社、国際開発支援を行う株式会社パデコ、タブレットのリユースを専門とする株式会社携帯市場、自治体向けコンテンツ開発を行う株式会社フリーエージェントなどの企業も参加します。このように本プロジェクトは、産学官連携のもと地域格差・途上国格差を解消するCSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)にも資する本学の社会貢献の取り組みともなっています。
本学は、上述のパプアニューギニア、ルワンダの他、最終的には年内に総計15,000台を超えるタブレット端末を国内外の教育関係機関に提供し、「スマイル・タブレット」プロジェクトを推進する予定です。