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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

石川晴雄特任教授(機械知能システム学専攻、本学名誉教授)新提案の設計手法が学会誌で紹介

2021年02月02日

石川晴雄特任教授(機械知能システム学専攻、本学名誉教授)が提案中のまったく新しい設計手法(セットベース設計手法)が日本設計工学会誌「設計工学」(2020年12月号)の特集号として紹介されました。

この手法は現況の計算機の能力を基盤にしたCAEではなく、設計者の考案する設計のアイデアの整合化およびその後の設計プロセスのスキームを満足性とロバスト性の指標を有する部分集合からなる全体集合で表現し、集合演算に基づいて設計解を導出する設計手法(PSD手法という)です。いわば設計者の設計思考を集合論的に表現・処理する手法です。

この手法によれば、背反性も含む多目的で多影響因子を有する設計問題の設計解を求めることが可能であり、処理時間も短いことも特徴です。