【報告】電気通信大学、東京農工大学、東京外国語大学による、松本外務大臣科学技術顧問(外務省参与)との「西東京三大学共同サステイナビリティ国際社会実装研究センター」に関する意見交換について
2021年09月17日
2021年9月9日(木)、阿部浩二理事(教育・国際戦略担当)、千葉一裕東京農工大学長と三沢和彦同大学工学研究院長、中山俊秀東京外国語大学副学長が松本洋一郎外務大臣科学技術顧問(外務省参与)を訪問し、「西東京三大学共同サステイナビリティ国際社会実装研究センター」の説明及び今後の連携強化に向けた意見交換を行いました。
西東京で近接する本学、東京農工大学、東京外国語大学との3つの国立大学は、「情報・通信(ICT)、人工知能・ロボティクス、光工学」「食料、エネルギー、ライフサイエンス」「言語・リベラルアーツ、地域研究」といったそれぞれの強み・特色を活かし、「大学の世界展開力強化事業」(※1)や「共同サステイナビリティ研究専攻」(※2)などにおける教育活動を連携して進めてきました。
2022年度には、「西東京三大学共同サステイナビリティ国際社会実装研究センター」を新設し、上記の「教育」活動を基盤に、国境を越えた「研究」活動とこれらの研究成果を活かした「社会実装」活動までに連携を拡大・充実させることを予定しています。
この新たなセンターでは、「グローバルサウス」(現代の資本主義のグローバル化により負の影響を受ける世界の場所や人々)を活動地域に、3大学の持つ先端的研究・文理融合の知見とノウハウの活用により、国際貢献や多文化共生社会実現への寄与を目指すこととしています。また、活動の成果を政策提言等の形で国内外に発信することで、社会的インパクトの創出に努めます。
意見交換では、松本顧問からセンターの活動によるSDGsや科学技術外交への貢献に期待を示されるとともに、今後も組織的・継続的に3大学と外務省間の協力を深めていくことへの賛意をいただきました。
- ※ 意見交換はマスク着用、ソーシャルディスタンスを確保した上で行っています。
左から、中山 東京外国語大学副学長、阿部 電気通信大学理事、松本 外務大臣科学技術顧問(外務省参与)、千葉 東京農工大学学長、三沢 東京農工大学工学研究院長
- ※1「大学の世界展開力強化事業」(「日本と中南米が取組む地球的課題を解決する文理協働型人材育成プログラム」)
- ○ 2015年度から国際的な質の保証を伴った先導的教育プログラムとして実施。
- ○ 3大学と中南米5か国(メキシコ、ブラジル、コロンビア、ペルー、アルゼンチン)11大学の計14大学が参画。5年間で300名が交流(派遣150名、受入れ150名)。
- ○ 文部科学省が実施した中間評価・事後評価ともに、最高の「S評価」を獲得。
- (新しいウィンドウが開きます)日本学術振興会 選定事業一覧
- ※2 「共同サステイナビリティ研究専攻」
- ○ 博士後期課程の独立した学位プログラムとして2019年度に共同開設。
- ○ SDGsの理念と軌を一に、地球規模課題の解決に資する人材を養成。
- (新しいウィンドウが開きます)West Tokyo Joint Doctoral Program for Sustainability Research(JDPSR)
- (新しいウィンドウが開きます)文理協働型グローバル人材育成プログラム(旧ウェブサイト)