【ニュースリリース】感染症対策をしながら空間演出が可能なデジタルパーテーション ~電気通信大学とイメージソースが共同開発~
2021年11月19日
国立大学法人 電気通信大学 大学院情報理工学研究科の石垣陽特任准教授は、株式会社イメージソースと、感染対策をしながらも空間演出可能なデジタルパーテーションを共同開発いたしました。このパーテーションは、適切な幅と高さによって飛沫感染を防ぎつつ、「遮光」と「透過」の二つのふるまいによって、背後の対象物や景観を見せたり隠したりしながら、空間に新たな意味や価値を提供するものです。
概要
ウィズコロナ時代、長期的な感染症対策が必要とされるなか、石垣陽特任准教授とイメージソースは、感染症対策をしながらも明るく楽しい世の中にデジタル表現で導くことはできないかと考え、全く新しい発想のパーテーションを開発するに至りました。液晶モジュールパネル「KAXEL」の技術プラットフォームを元に、自由な空間レイアウトに対応し、演出内容もカスタマイズできるよう一新しました。 例えばカフェやラウンジにおいて、ひとりで席を利用する際はパーテーションが黒く変化しパーソナルスペースとして視線を遮断でき、複数人で利用するときには透明になり、さらに席が使用されていない場合はデジタルアニメーションの演出が可能です。このように、感染症対策に配慮しながら、新しい時代のコミュニケーションに合ったインテリアとして、人や設置場所に応じた空間づくりが可能となります。
背景
電気通信大学ではこれまで、肉眼からは映像を見ることができないデジタルサイネージやプロジェクション技術を開発し、お台場ヴィーナスフォート「Venus of TOKYO」に採用されるなど新しい舞台演出技術を開拓してきました。また感染症対策においては、過剰なパーテーションによる密閉が新型コロナのクラスターを誘発する可能性を逸早く指摘し、適切なパーテーションのあり方を提唱してきました。
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