デジタル庁牧島かれん大臣が 「手話と音声による双方向コミュニケーションシステム」を体験
2022年01月17日
1月12日(水)、小花貞夫理事(研究・産学官連携戦略担当)、高橋裕樹准教授(情報学専攻)、森倉晋産学官連携支援部門長(産学官連携センター)の3名が、デジタル庁の牧島かれん大臣を訪問しました。「手話と音声による双方向コミュニケーションシステム」の研究の目的、システム構成および機能などを説明するとともに、共同研究先のソフトバンク株式会社の協力を得て動作デモを実施しました。同システムは、聴覚障がい者の手話の動作を画像認識し、自然言語処理を施すことで健聴者の端末にテキスト文で表示するとともに、健聴者の音声を認識して、聴覚障がい者の端末にテキスト文で表示する双方向のコミュニケーションシステムです。同システムは高橋裕樹研究室、内海彰研究室(情報学専攻)、および中鹿亘研究室(情報・ネットワーク工学専攻)が連携して取り組んでいるものです。
システムの説明に対して、牧島かれん大臣より、 "誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化"の観点から実用化に向けた期待や応用展開など多くのコメントを頂きました。また、大臣にシステムを体験頂いている様子は、同庁より下記ツイッターにて発信されています。
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今後は、手話の認識率のさらなる向上を図るため、より多くの画像データを収集するともに、東京都調布市や茨城県水戸市、福島県聴覚障害者協会などでの実証実験を加速し、聴覚障がい者と健聴者のより円滑なコミュニケーションを実現する新たな社会基盤の構築を目指します。
小花理事による説明の様子
牧島大臣の体験の様子