《在学生およびそのご家族対象》学生データを用いた研究情報の公開(オプトアウト)について
2022年02月16日
電気通信大学では学生が安心して大学生活を送れるよう、修学や就職、健康管理など様々な方面からサポートを行っています。
昨年度本学では、遠隔授業システムを用いて全学生に生活実態調査および健康アンケートを実施し、修学上の問題や健康上の悩みを持つ学生の早期発見や支援を行いました。今年度も「保健管理センター健康調査」として同様のアンケートを行い、学生個人だけではなく、集団全体のデータを解析して修学困難や不健康のリスクとなる要因を明らかにし、それらの改善・予防に生かすための疫学研究にも取り組んでいます。
臨床研究を行う際には、対象となる方(未成年者では家族も含む)に文書もしくは口頭で説明・同意を行って実施しますが、対象者への侵襲や介入1)もなく日常生活情報等(学生調査のデータ)のみを用いる疫学研究等では、国が定めた倫理指針2)に基づき、対象学生一人一人から直接同意を得る必要はありませんが、「研究の概要についての情報を通知または公開し、自身のデータの使用を拒否できる機会を保障する」ことが必要とされています。このような倫理的配慮を「オプトアウト」といい、個人が特定される形でデータが二次利用されることはありません。
オプトアウトを用いる学生データを対象とした調査研究は現在下記の通りです。なお、研究への協力を希望されない場合は、下記に記載されている研究責任者までお知らせください。
- (参考)
- 1)人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針における「侵襲」とは、「研究目的で行われる、穿刺、切開、薬物投与、放射線照射、心的外傷に触れる質問等によって、研究対象者の身体又は精神に傷害又は負担が生じること」をいいます。また「介入」は、「研究目的で、人の健康に関する様々な事象に影響を与える要因(健康の保持増進につながる行動、傷病の予防、診断や治療のための投薬・検査等)の有無または程度を制御する行為を行うこと」を指します。
- 2) 厚生労働省 人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針(令和3年一部改正)
研究課題名
社会経済要因が大学生の健康に及ぼす影響―学生調査を用いた実証研究―(2)
(電気通信大学倫理委員会 管理番号:21071)
研究の目的および意義
本学の全学生を対象に、心身の健康状況や生活習慣、アルバイトや奨学金等を含む経済状況、修学や就職活動についての調査を行い、特に新型コロナウイルス感染拡大の長期的な影響が健康に及ぼす影響について明らかにして、効果的な支援に資することを目的としています。
研究期間
2021年12月21日〜2022年3月31日。研究を継続する場合は改めて倫理委員会への申請・承認を受けるものとします。
使用する情報
インターネット調査で得られた下記のデータベースを用います。
- 「保健管理センター健康調査」(2021年12月実施)
情報の保存、管理について責任を有するもの
電気通信大学保健管理センターおよび、学生課の責任下に保管されます。
- 研究責任者およびお問合わせ窓口
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保健管理センター 鶴ヶ野しのぶ
電話番号:042-443-5095