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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【報告】小池都知事が本学を視察

2022年05月02日

小池百合子東京都知事一行が令和4年4月25日(月)に、本学のi‐パワードエネルギー・システム研究センター(通称・i-PERC)を視察しました。

視察は、建物を全面改修し完成したばかりで初披露の機会ともなった東36号館の研究交流施設「UECオブザーバトリ」(Observatory:天文観測所の意)で行われ、田野俊一学長および同席の長友貴樹調布市長の出迎えで、施設内に設置された東京都多摩地域産の木材を用いたダッシュボードや木製ブラインド、東京都とi-PERCとの共同事業の成果等を小池知事に紹介しました。

続いて、i-PERCの横川慎二教授(同センター長)と早瀬修二特任教授から、実用化を進めている円筒形太陽光発電デバイスの仕組みについて紹介しました。当該デバイスは、従来の平板型よりも1.5倍程度の発電量が見込めることや軽量で設置やメンテナンスが容易である等の利点を活かして、既存住宅のリフォームでの導入や地域密着の工務店や家電量販店を販路とする新たなビジネスモデル等の可能性があり、メガソーラー発電所の設置が困難な都市における太陽電池として適しています。これに対し、小池知事からも活発に質問がなされ、太陽光発電デバイス実機による発電デモンストレーションでは熱心に説明に聞き入る様子でした。

最後に、田野学長からは、本学のキャンパス全域を一つの都市に見立てて今後の実証実験を進める計画が披露され、東京都とのさらなる連携を希望する発言があり、小池知事からも首都圏における昨今のエネルギー需給状況の課題や環境保全の取組の重要性に関連して、今後スピード感をもった研究の進展を期待する旨が述べられました。

左から田野学長、小池知事、長友市長

左から田野学長、小池知事、長友市長

早瀬特任教授から円筒形太陽光発電デバイスの説明を受ける小池知事

早瀬特任教授から円筒形太陽光発電デバイスの説明を受ける小池知事