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国立大学法人 電気通信大学

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お知らせ

【報告】農林水産省「2022年農業技術10大ニュース」に本学代表の研究プロジェクトの成果が選定

2022年12月26日

振動農業技術コンソーシアム(代表:電気通信大学)の研究成果である振動でトマト害虫を防除する技術が農林水産省農林水産技術会議の「2022年農業技術10大ニュース」に選定されました。

この研究は、振動農業技術コンソーシアムが国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構生物系特定産業技術研究支援センターから委託を受けて実施している「イノベーション創出強化研究推進事業」(JPJ007097)の試験研究であり(研究課題名:害虫防除と受粉促進のダブル効果!スマート農業に貢献する振動技術の開発)、本学の小池卓二教授(機械知能システム学専攻)が研究代表者を務めています。

選定された研究成果は、トマトの害虫であるコナジラミ類を振動により防除する技術です。振動装置を設置したトマト栽培施設において振動が害虫の発生を抑制することを解明し、また、本技術の活用により農薬散布回数の削減を実現しました。さらに、振動はトマトの授粉を促進するため、害虫防除と授粉促進のダブル効果によって安定的な生産に貢献することが期待されます。振動に感受性を持つ昆虫は多いため、振動による防除は様々な害虫への応用が可能です。

農業技術10大ニュースは、1年間に新聞記事となった民間企業、大学、公立試験研究機関および国立研究開発法人の農林水産研究成果のうち、内容に優れるとともに社会的関心が高いと考えられる成果10課題が農業技術クラブの加盟会員による投票を得て毎年選定されます。

記事の詳細は、農林水産省のプレスリリースをご覧ください。

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