【報告】「国際社会実装センター」活動報告会を開催
2023年04月05日
2022年度、本学と東京農工大学、東京外国語大学の共同により「西東京三大学共同サステイナビリティ国際社会実装研究機構」を創設しました。同時に本学では得意分野である情報・通信、人工知能、GIS、光科学、環境計測などを活かした研究の活動と成果を社会実装活動に拡大し、社会貢献・多文化共生社会実現を目指す学内組織として「国際社会実装センター」を設置し、2023年３月29日（水）に活動報告会をハイブリッド形式で開催しました。
当該センターの客員研究員であるウクライナ人研究者のShvets博士からは、低周波電波を利用して地球の気候変動や自然災害を遠隔から監視した研究成果が、山本佳世子研究室の共同サステイナビリティ研究専攻博士課程学生である南スーダン人のManzuさんからは、ICTを利用してアフリカ各地における水害、干ばつといった自然災害からのリスク軽減を図るフィールドワークを行った成果が、それぞれ報告されました。
会場と遠隔で参加した60名以上の方からは、講演後に熱心な質問があり、センター名にふさわしく、先端的研究がグローバル社会で暮らす私達の日常と深く関わっていると感じる興味深い報告会となりました。
また、講演に先立ちShvets博士からは、ウクライナの紛争から避難してきた当時の出身地（ハルキウ州）の状況の説明と自身を受入れ、継続的に研究と生活の支援を行う本学や同窓会（目黒会）への感謝のことばもありました。
Shvets博士の報告の様子
Manzu氏の報告の様子