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受賞・表彰

小林孝嘉特任教授(先端超高速レーザー研究センター)が日本化学会賞を受賞

2012年02月15日

小林孝嘉特任教授(先端超高速レーザー研究センター長)が、公益社団法人日本化学会から第64回日本化学会賞を授与されることが決定しました。

日本化学会賞は、日本化学会員のうち化学の基礎または応用に関する貴重な研究をなし、その業績が特に優秀な研究者を表彰するものです。
小林特任教授は、自ら開発した極限的超短パルスと広帯域広帯域検出器を構成要素として、種々の性能で世界トップの高帯域極限的超高速分光装置を開発し、さらにそれを駆使して、従来は極めて困難、あるいは不可能とされてきた遷移状態を含めた超高速ダイナミクスを実時間で追跡する方法論を世界に先駆けて確立したことが高く評価されました。

表彰式は、3月26日に慶應義塾大学日吉キャンパスで開催される日本化学会第92春季年会の中で行われる予定です。また、翌3月27日に受賞記念講演が『超高速分光による反応中の分子構造変化の測定』と題して行われます。

【受賞タイトル】
超高速分光法の開発と極短寿命種・遷移状態の測定による化学反応過程
Development of Ultrafast Spectroscopy and Reaction Studied by the Observation of Ultrashort-life Species and Transition States