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受賞・表彰

Liu Jun特任助教(先端超高速レーザー研究センター)が第5回大阪大学近藤賞を受賞

2011年05月17日

Liu Jun特任助教(先端超高速レーザー研究センター)が、第5回大阪大学近藤賞(論文賞)を受賞しました。
授賞式は、平成23年5月10・11日に大阪大学で開催された「レーザー研シンポジウム2011―平成22年度共同研究成果報告会―」の中で行われ、表彰状・副賞の贈呈、受賞者による記念講演がありました。

本賞は、我が国におけるレーザーエネルギー学において、研究基盤技術改善・発展に顕著な貢献のあった技術者や優れた研究業績をあげた若手研究者を対象に大阪大学が選考し、表彰するものです。
今回の受賞対象となった研究は、「バルク光学媒質中でのカスケード四光波混合(cascaded four-wave mixing, CFWM)の開発」です。これにより、波長可変な多色フェムト秒パルスの生成に成功し、15次以上のカスケード四光波混合により多色フェムト秒パルスを得ました。さらに意図的にチャープさせた入射パルスを用いてサブ15fsパルスを得ることにも成功しました。
今後、この技術をレーザー顕微鏡の光源に応用することで、生命現象の解明への貢献が期待されます。