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受賞・表彰

山田幸生教授(知能機械工学専攻)らが日本伝熱学会学術賞を受賞

2011年06月13日

表彰状

2011年6月2日、山田幸生教授(知能機械工学専攻)らが「近赤外分光法を応用した微量水溶液の温度イメージング」で、日本伝熱学会学術賞を受賞しました。

学術賞の対象は、原則として最近3年間のThermal Science and Engineering 誌に掲載された、あるいは、最近5回の日本伝熱シンポジウムにおいて発表し、国内外で審査のある学術論文集に掲載された伝熱に関する優秀な研究論文となります。
今回受賞対象となった発表論文は、水の近赤外吸収スペクトルの温度依存性を原理とした独創的な温度イメージング法を提案しており、論文の学術的な信頼性の高さと、今後、マイクロ熱流体やマイクロ化学分析に関連する伝熱研究において大いに活用され、新たな成果をもたらすことへの期待が評価されての受賞となりました。

【受賞対象研究課題名】
近赤外分光法を応用した微量水溶液の温度イメージング

【受賞者】
角田直人(九州大学)
近藤克哉(鳥取大学)
尾崎敦之(九州大学)
有本英伸(産業技術総合研究所)
山田幸生(知能機械工学専攻)

関連研究の発表
【論文名】 水の近赤外吸収特性を利用した微量水溶液の温度イメージング
【著者名】 角田直人、近藤克哉、尾崎敦之、有本英伸、山田幸生
【掲載誌】 第45回日本伝熱シンポジウム講演論文集、第Ⅰ巻、363–364頁、2008年

受賞対象研究内容の発表業績(別刷またはそのコピー6部添付)
【論文名】 Temperature imaging of sub-millimeter-thick water using a near-infrared camera
【著者名】 Naoto Kakuta, Katsuya Kondo, Atsushi Ozaki, Hidenobu Arimoto, Yukio Yamada
【掲載誌】 International Journal of Heat and Mass Transfer 第52巻、第19-20号、4221–4228頁、2009年