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受賞・表彰

木寺正平助教(知能機械工学専攻)、桐本哲郎教授(知能機械工学専攻)が 第28回電気通信普及財団賞のテレコムシステム技術賞入賞を受賞

2013年03月22日

木寺正平助教(知能機械工学専攻)、桐本哲郎教授(知能機械工学専攻)が、3月19日に第28回電気通信普及財団賞のテレコムシステム技術賞入賞を受賞しました。
「電気通信普及財団賞」は、電気通信についての社会科学的又は工学的技術的観点からの優れた著作や研究論文を表彰するものであり、このなかの「テレコムシステム技術賞」は、電気通信およびそれに関連する情報処理についての工学的、 技術的観点からの研究および標準化に関するテーマについて書かれた論文または著書が表彰(入賞5論文以内)されるものです。
受賞した本論文は、超広帯域信号を用いた近距離画像レーダが近距離3次元センサー等に有用であり、注目されているなかで、従来不要波とされていた多重散乱波を異なる位置情報を持つ有用データとみなして、2回散乱波を用いて影領域の画像化に成功するとともに、2回散乱波の距離微分と到達角度の関係を利用して、計算量を大幅に削減する手法を提案しており、その成果が高く評価されました。

表彰状

【論文名】
" Fast and Shadow Region 3-dimensional Imaging Algorithm with Range Derivative of Doubly Scattered Signals for UWB Radars"

【著者名】
Shouhei Kidera and Tetsuo Kirimoto

【掲載誌】
IEEE Trans. on Antennas and Propagation, vol.60, No. 2, pp. 984-996, Feb., 2012.