情報システム基盤学専攻
情報システム基盤学専攻は、21世紀のIT時代に重要となるコンピュータ科学の新領域を中心に教育研究を行なう専攻です。そのため、ユビキタス・クラウド時代のOSやプログラム言語・インターネットなどのソフトウェア研究、ネットワークコンピューティングやメディア処理・パターン認識を指向したアルゴリズム、巨大データを扱うデータ工学のアルゴリズムやデータマイニング、次世代に向けた高性能・省電力コンピューティング、の4分野を中心に、情報工学や関連学科など幅広い分野出身の学生を受け入れ、専門家として育成します。
学修・教育目標
本専攻の学修・教育目標は、情報システム学研究科の教育方針をご覧ください。
講座
本専攻には、以下の5講座があります。
情報システム基礎学講座
情報システムの設計・構築に際して情報システム技術の基礎的学問領域が重要な役割を果たすという認識に立ち、情報システムを実現する基盤となるアルゴリズムとデータ構造について研究します。
基盤ソフトウェア学講座
2つ以上のプログラムが協調して動作するような並行システムの設計や構築法を追求するなど、実行速度、使いやすさ、高信頼性を見据えた先進的なシステムソフトウェアを研究対象としています。
データベース学講座
大容量化・多様化するデータの管理と利用に関する基盤技術の研究に取り組んでいます。多様なデータの検索、圧縮、離散的構造解析から、大量のデータの山を扱うソフトの教育研究を行っています。
高性能コンピューティング学講座
コンピュータシステムの高速化、大規模化、遍在化、並列・分散化などの技術が必須となります。情報システムにおけるこれらの基盤技術に関して、ハードウェア、ソフトウェアを対象とし、理論的かつ実践的観点から教育研究を行っています。
基盤ハードウェア学講座
次世代情報システムの基盤をなすハードウェアシステム技術、すなわち、組込みシステム、高性能システム、高信頼システム、再構成可能システムなどに関する教育研究を行っています。