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国立大学法人 電気通信大学

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受賞・表彰

高木智章さん(情報学専攻博士後期1年)が進化計算コンペティション2020の2部門においてトップ賞を受賞

2021年03月30日

佐藤寛之研究室の高木智章さん(情報学専攻博士後期1年)が、2020年10月から12月にかけて開催された進化計算コンペティション2020において、単目的と多目的の2部門でトップ賞を受賞しました。

進化計算コンペティションは、計算アルゴリズムによる最適化の性能を競います。進化計算コンペティション2020のテーマは、『ゲームを楽しくする乱数設計』でした。ゲームには、数学的に偏りが小さい乱数が使用されますが、プレイヤーは偏りを感じることがあり、恣意的に操作される感覚さえ覚えることがあります。人間は、確率的な事象に対してバイアスをもつことが知られており、偏りのない乱数にむしろ偏りを感じることがあります。人間の乱数に対する認知バイアスの特徴量は、複数存在します。すべての特徴量を許容範囲に収めようとする単目的部門と、複数の特徴量のグループを許容範囲に収めようとする多目的部門において、最適化しやすい問題へ変換するなどの工夫を盛り込んだ高木さんのアルゴリズムの最適化性能が1位になりました。

単目的部門表彰状

単目的部門表彰状

多目的部門表彰状

多目的部門表彰状

高木智章さん

高木智章さん