「情報学専攻」は、高度コミュニケーション社会に寄与するため、情報の応用・活用分野の高度専門技術者を養成します。
「メディア情報学プログラム」では、映像、音響、触覚などの情報処理を用いた五感メディア、人工知能やエージェント技術を用いる知的メディア、人間の感情とメディアの関わりを探る感性メディア、メディアを駆使したコンテンツデザインなどを多面的に学びます。「経営・社会情報学プログラム」では、多様な組織における運営・管理を高度化するために、経営に関わる生産管理、品質・信頼性、サービス・サイエンス、オペレーショ
ンズリサーチや、社会に関わる人間心理・認知・言語、リスク工学、組織科学などについて学びます。「セキュリティ情報学プログラム」では、高信頼、安全な社会基盤としてのインターネットや情報セキュリティの発展を目指し、「サイバー空間と実世界の安全性に対する脅威」に対抗する技術や管理・運用法、理論をハード、ソフトの両面から学びます。
Pick Up Laboratory
- 生体情報を解析する。研究の中心は人間への興味。研究室が一体となってテーマに取り組む。
見たり思ったりするだけで携帯端末に入力できる
技術の開発
板倉 直明研究室(経営・社会情報学プログラム)
当研究室では、人間の視線の動きや脳波の変化に伴う生体信号をコンピュータへの入力に活用する新しいインタフェースを開発しています。高額な装置を使ったり条件を限定したりせず、廉価で手に入り日常使える装置で人間の信号をとらえることが重要で、実現したい製品から逆算して生体に関する基礎技術を開発することが特徴。例えばスマートフォンやタブレットに対して、視線を動かしたり考えたりするだけで入力できるようにすることを目指しており、小さな画面での視線入力では高い技術を誇っています。この他、人間の行動モデルを活用し、限りなく現実に近い自動車の道路交通シミュレータも開発。信号機メーカーとの共同研究により交通渋滞を解消する信号機への応用を進めています。