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Ⅲ類(理工系)の紹介

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Ⅲ類(理工系)の紹介

「Ⅲ類( 理工系)」で学ぶ領域に共通していることは、これまでにない新しい機能を持つ物質やデバイスの創造とそのメカニズムの起源を探求し、人間と環境に調和する未来社会の創造に貢献する学問分野であることです。これらの学問分野は、次世代のものづくり、カーボンニュートラルの達成、量子技術の実用化、情報や融合分野の要素技術、そしてそれらの発展を促進する様々な基盤技術を支えています。また、人類の未来の開拓に不可欠な、人間を含む動植物の生体機能の解明、高度な機能を備えた化学物質の創製や産業応用も含みます。2年次後学期以降の専門教育プログラムは、理工学全般の基盤となる「機械システム」「電子工学」「光工学」「物理工学」「化学生命工学」を網羅的に包含し、広範かつ多様であることが特徴です。

III類(理工系)オリジナルサイト
電気通信大学情報理工学域 III類(理工系)のオリジナルサイトです。
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III(理工系)紹介動画
(動画:1分01秒)

Pick Up Laboratory

低次元系における量子物性の研究

谷口 淳子 研究室(物理工学プログラム)

量子流体4Heの物性研究を通じて、新たな学問体系を創造する

当研究室では、量子効果や揺らぎが顕著になる低次元系の量子物性について研究しています。主な研究対象はヘリウムです。絶対零度まで液体として存在し、低温で超流動状態(粘性が消失し、抵抗なく流れることができる)となる不思議な物質です。このヘリウムを、直径が2~3nm程度のナノ細孔に閉じ込めると、断面内に波が十分広がることができなくなり、奇妙な超流動現象が現れます。当研究室では、この奇妙な超流動現象を解明するために様々な孔径・細孔長のナノ細孔にヘリウムを閉じ込め、ねじれ振り子、水晶マクロバランス等の力学的測定から比熱、圧力などの物性測定まで広範な実験研究を行っています。
これまで1次元系の研究は、量子細線のような電子系を中心に行われていて、その高い移動度から素子への応用が期待されてきました。私は電子系とは異なる量子性を有する量子流体4Heを研究対象とすることで、低次元系の物理のフロンティアを開拓していきたいと考えています。当研究室の研究はいわゆる基礎研究に分類されます。基礎研究の役割の一つは、従来実現できなかった極限的な条件での物性を調べることで新たな学問体系を生み出すことです。それを通じて間接的に社会・未来に貢献できると考えています。

教育プログラムの紹介

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卒業・修了後の進路

進学状況

本学の卒業生の6割弱が、勉学と研究をさらに深めようと大学院へ進学しています。このうち、本学の大学院への進学者は9割強です。また、博士前期課程を修了した後、修士の学位を得て就職する学生も多く見られますが、更に専門的な学識を養うため修了者の1割程度の学生が博士後期課程に進学しています

進路・就職状況
就職状況

大学で学んだ専門と密接に関連する分野を中心に様々な業種で活躍し、社会で高い評価を受けています。主な就職先は、エレクトロニクス・通信機器・コンピュータなどの製造業、情報処理関連の研究職・技術職など、理工系大学の特色を生かした広範囲の分野にわたっています。

主な就職先