2024.04.03
下記の通り、第109回研究セミナーを開催いたします。是非ご参加くださいますよう、よろしくお願いいたします。
全身の司令塔として働く脳は環境変化に適応する高い可塑性を持っています。例えば運動中、脳は外界の変化に素早く反応し骨格筋と呼吸・循環系を調節します。また運動を習慣的に実践することで、適応が生じ環境変化に対する耐性の向上、さらに健康効果へ繋がる可能性があります。一方、脳は高代謝・高流量臓器として知られています。体重2%ほどの脳は全身のエネルギー約15%を消費するが、神経細胞が必要とする酸素と栄養は主に血液から供給されています。したがって脳機能は心血管機能に依存しており、高齢者における心血管疾患は認知症の発症リスクと関連することが報告されています。発表者はこれまで、運動による認知症の予防効果、さらにその生理機序を解明するために脳循環の役割について研究を進めてきました。
本セミナーでは、脳機能に対する運動介入の影響、中高齢運動鍛錬者における脳の適応、脳の恒常性維持に寄与する循環機能について発表します。
第109回 CNBE研究セミナー | ||
開催日時 | 2024年4月23日(火)13時00分から14時30分 | |
開催方法 | 東3号館306教室+Zoomによるハイブリッド開催 | |
題目 | 認知症予防に資する運動と脳の生理学研究 | |
講師 | 樽味 孝 氏(国立研究開発法人産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 身体情報研究グループ 上級主任研究員) | |
司会 | 安藤 創一(共通教育部 准教授) | |
費用 | 無料 | |
申込方法 | 以下のURLから事前登録できます。 ※お申込みいただいた方の登録メールアドレス宛に、Zoomミーティングのリンクが送信されます。
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詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
脳・医工学研究センター 事務(岡部・高羽)
メールアドレス:akikookabe@uec.ac.jp