ニュースリリース

【ニュースリリース】電通大認定ベンチャーUmee Technologies株式会社がシリーズAで3億円の資金調達を実施

2025.05.12

国立大学法人電気通信大学(学長:田野俊一、以下「本学」)の認定ベンチャーであるUmee Technologies株式会社(本社:東京都調布市、代表取締役:新納 弘崇)は、ビジネスチームの構築とプロダクト開発体制の強化、および新たな人材の採用活動を加速させることを目的に、投資ラウンドのシリーズAにて3億円の資金調達を完了しました。今回のラウンドには、新規投資家としてグリーベンチャーズ株式会社、みずほキャピタル株式会社、静岡キャピタル株式会社、サイボウズ株式会社、M-SOLUTIONS株式会社、トヨクモ株式会社、株式会社タスキホールディングス、既存投資家としてクオンタムリープベンチャーズ株式会社が参加しました。

背景

2019年に、本学の卒業生が創業したUmee Technologies株式会社は、同年には本学発のベンチャーとして認定を受け、「技術で人を進化する」をビジョンに掲げて、経営や営業などのトップパフォーマーの話術を無意識に体得・実践し、マネジメント・組織に進化をもたらす話術AI(※1)「Front Agent」の開発・提供、コミュニケーションから人の心理モデル・嗜好性を構築する「Deep Insight EngineTM」の研究開発を行っています。同社は、2021年に投資のシードラウンドにおける資金調達に成功し、この度、本格的な事業拡大のために、シリーズAで3億円の大型の資金調達を完了しました。

事業内容

2023年5月にリリースした「Front Agent」は、口コミを中心に150社を超える企業が導入しており、また新規に開発を進めているAI機能は日々進化しています。具体的な事例として、導入した企業では、営業未経験の新人がたった1ヶ月でベテランの売り上げの2倍を記録するなど、従来の営業サービスでは実現できなかった人の理解・成長にフォーカスした業務支援を体感できる仕様になっています。

今後の展開

今回調達した資金は、新たな事業である「人の存在価値を追求するAX (AI Transformation)」(※2)の開発に向けて主にプロダクト開発と営業の拡大、そしてこれらを担うメンバーの採用に充て、さらなる価値提供の拡大に繋げる予定です。
また、新納代表取締役は、本学のベンチャービジネス特論および、ベンチャービジネス概論などの授業にも講師として登壇し、大型の資金調達に成功した認定ベンチャーとして、これまでの様々な経験を、本学学生に伝える予定です。

(用語説明)

※1「話術AI」とは、商談や顧客対応の際に効果的な話し方やコミュニケーションスキルをAIが解析・支援する技術です。これにより、営業担当者はより効果的な話術を習得し、商談の成功率を高めることが可能になります。
※2「AX(AI Transformation)」とは、AIを単なる業務効率化のツールとしてではなく、人の創造性や人の価値を最大限に引き出すための変革を指します。AIによって人の役割を拡張し、人がより高度な判断や創造的な活動に集中できる社会の実現を目指します。

詳細はPDFでご確認ください。

ニュースリリース
過去のニュースを見る