イベント情報

総合コミュニケーション科学学会 第4回シンポジウム【10月19日ハイブリッド開催】

2025.08.27

『総合コミュニケーション科学学会』の基本的な理念は、「すべての人々が心豊かに暮らせる社会を目指すためには、この世界を構成する人・社会・自然・人工物のそれぞれの間のコミュニケーションが不可欠」という考え方です。
そして実際に私達の周囲(生活環境)を見回してみると、コミュニケーションをとる為のツールである『情報』は潤沢に提供され、今やあふれかえっているとも言えるでしょう。

このように、あたかも便利に様変わりしたかのような情報社会も、それに振り回されたり置き去りにされている人たちもそこには存在します。
そして、そのような人々の日常に本当に必要なのは、やはり「人と人」、さらに言えば「心と心」のつながりから生まれるコミュニケーションのあり方なのではないかと考えるに至りました。

今回のシンポジウムでは、こうした「心と心のコミュニケーション」というテーマを大きな軸としつつ、次々と発信されてくる『フォーマルなコミュニケーション』とは違ったやり方(「インフォーマルコミュニケーション」とも言えるでしょう)をもって"人の心に寄り添う"取り組みをされている方達のご講演を頂くことといたしました。
ご参加くださる皆さまの、日常を振り返る一助となれば幸いです。

『心と心のコミュニケーション』~「心と心」のつながりから始まるコミュニケーションのかたち~
日時 2025年10月19日(日)13時00分~17時00分
会場 電気通信大学 西9号館201室 ※対面&Zoomによるハイブリッド形式にて開催
主催 総合コミュニケーション科学学会
共催 電気通信大学総合コミュニケーション科学推進室
後援 国立大学法人電気通信大学
株式会社キャンパスクリエイト
一般社団法人首都圏産業活性化協会(TAMA協会)
電気通信大学企業家懇談会(イーテック)
プログラム 総合司会
嶋田 浩一 氏(総合コミュニケーション科学学会 理事)
13時00分から
13時10分
開会挨拶
林 大樹 氏(総合コミュニケーション科学学会 会長)
13時10分から
13時20分
挨拶
奥野 剛史(副学長(教育担当)/総合コミュニケーション科学推進室長)
13時20分から
14時10分
「がん」のあとの生~ちょっと変わったNPOがもたらす交流のちから
髙橋 都 氏(NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク代表理事/岩手医科大学 客員教授/東京慈恵会医科大学 客員教授)
14時20分から
15時10分
他者との関係性から何を学ぶのか - サービス・ラーニングの実践から ‐
黒沼 敦子 氏(国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科 特任助教/サービス・ラーニング・センター コーディネーター)
15時10分から
16時00分
ウェルビーイングの芽を育てる乳幼児期における"関係性"の重要性‐発達心理学の視点から‐
眞榮城 和美 氏(白百合女子大学人間総合学部 准教授)
休憩(10分)
16時10分から
16時50分
パネルディスカッション
モデレータ:嶋田 浩一 氏
登壇者:梶谷 誠(総合コミュニケーション科学提唱者/学長顧問)、髙橋 都 氏、黒沼 敦子 氏、眞榮城 和美 氏、久野 美和子(総合コミュニケーション科学学会 副会長/脳・医工学研究センター 客員教授)
16時50分から
17時00分
閉会挨拶
橋山 智訓(総合コミュニケーション科学学会 副会長/情報学専攻 教授)
お申し込み 下記、申し込みフォームよりお申し込みください。
問い合わせ窓口 久野 美和子(脳・医工学研究センター 客員教授)
メールアドレス:miwako-kuno@nifty.com
備考

今回紹介する講演概要

「がん」のあとの生~ちょっと変わったNPOがもたらす交流のちから

NPOがんサバネットは、がん患者、家族、医療者、一般市民など、多様な背景の参加者で構成され、「学ぶ」「楽しむ」「発信する」という3種の活動を展開しています。病いを共通項にしながらも患者会ではなく、参加者がそれぞれの立場から活動を生み出し、自らの内なる力を蓄えることを大切にしています。本発表では、この少し風変わりなNPOの設立に至る経緯や、活動を通じた出会いと交流から、発表者自身が感じたこと、気づいたことを振り返ります。

髙橋 都 氏

他者との関係性から何を学ぶのか - サービス・ラーニングの実践から ‐

サービス・ラーニングは学生が地域コミュニティの人々と協働し、社会や他者との関係性に向き合いながら、そうした経験のリフレクション(ふりかえり)を通して深い学びを育む経験学習であす。本発表では、地域課題や人々と関わる中で、自らの立ち位置を問い直し、既存の知識や認識を再考する経験的な学びのプロセスを紹介し、「心と心のコミュニケーション」というテーマを多面的に見つめ直す視点を提示します。

黒沼 敦子 氏

ウェルビーイングの芽を育てる乳幼児期における"関係性"の重要性‐発達心理学の視点から‐

発達心理学では、「心と心のコミュニケーション」が、「いつ頃」から「どのように育まれ」「発達的に変化してくのか」について、高い関心を持って研究が続けられています。本発表では、報告者がが携わっている「子育て支援ルーム」と「エデュテイメント大学(エデュケーション+エンターテインメント)」という場を通して、乳幼児とその保護者・大学生・学外の専門家が連携し、一人ひとりの"ウェルビーイングの芽"を育てている様子について発達心理学の観点から報告します。

眞榮城 和美 氏
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