2025.09.16
定本知徳准教授(機械知能システム学専攻)と下島大和さん(機械知能システム学専攻博士前期課程2024年度修了)の執筆した論文が、2025年の計測自動制御学会学会賞論文賞を受賞し、2025年8月29日(金)に東京理科大学にて開催されたSICE-FES 2025 Japan Nodeにおいて表彰状が授与されました。
本学会は、新たな応用分野と社会的価値の創出を通じて未来の産業と社会に貢献し、国際的に存在感ある計測・制御・システムインテグレーション分野の中核的学会を目指しています。
本賞は同学会が発行する論文誌、計測自動制御学会論文集に掲載された論文の中から優れた論文に対して与えられる賞です。
対象論文では、ペロブスカイト太陽電池(PSC)と呼ばれる薄型・軽量で曲面への設置にも適した新しい太陽電池を対象として、過渡的な電流-電圧特性に難があり変換効率が変動しやすいという問題に取り組んでいます。PSCの物理的利点を維持しつつも、最大電力点付近での電気的特性が良く知られたシリコン太陽電池に類似するような新しい電池モジュールを提案しています。
【受賞者】定本 知徳、下島 大和
【発表題目】最大電力点周りでシリコン太陽電池と近い過渡特性をもつペロブスカイト太陽電池モジュールの提案(計測自動制御学会論文集, vol.60, no.7, pp. 419-428, 2024)
【著者】定本 知徳、下島 大和