2025.09.22
小野哲研究室の石川慧さん(II類(融合系)電子情報学プログラム4年)が、2025年9月9日(火)に岡山大学津島キャンパスで開催された2025年度学生マイクロ波回路設計試作コンテストの1GHz整合部門において、最優秀賞(総合順位1位)を受賞しました。
サイバー空間とフィジカル空間を融合させたシステムにより経済発展と社会的課題の解決を両立し、SDGsという国際的な目標達成のために5G/6G 、IoTといった無線通信技術の発展が必要不可欠です。本コンテストは、その線通信技術の根幹を支える「ものづくり」の重要さが増す中、マイクロ波産業の将来を担う学生に「ものづくり」に対する興味を一層深くしてもらうことを目的としています。
1GHz整合部門は、コンテスト現地にて支給された、片面銅箔付きFR-4基板(プリント回路基板)、銅箔テープ、はんだ、はんだ吸い取り線、コネクタなどを用い、制限時間内にインピーダンス既知基板に対して、現地会場で自作した整合回路を接続し、現地にて自作した整合回路を接続し、0.95~1.05GHz帯にて、反射損失10dB以上、通過損失3dB以下の性能を満足した上で判定式を用いて判定値を算出し、判定値が最大となる作品に最優秀賞が授与されます。
1GHz整合部門への最終参加者は8名で、石川さんが獲得した判定値23.38点を今大会の1GHz整合部門の最大得点として審査委員により評価いただきました。