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研究活動:研究・産学連携

データ関連人材育成拠点 研究室紹介

「情報理論的暗号理論」の理論基盤をつくる

名前 岩本 貢(いわもとみつぐ)准教授
所属 大学院情報理工学研究科
情報学専攻
OPAL-RING https://www.uec.ac.jp/research/information/opal-ring/0000562.html
研究室ホームページ http://mm.cs.uec.ac.jp/

研究概要

情報理論や暗号理論を基に、特に「情報理論的暗号」の構成手法や安全性に関する基礎理論を研究する。情報理論的な技術を用いながら、安全性だけでなく効率性も考慮した暗号システムを模索する。「計算量的暗号理論」の知見も取り入れ、さまざまなシナリオに対応できるプロトコルを開発し、現実の問題へ応用を目指す。

研究テーマ

安全性概念

暗号の安全性には、膨大な計算時間がかかることでそれを保証する「計算量的安全性」と、これとは無関係に、原理的に破られない「情報理論的安全性」がある。そのうち、電子カルテなどの重要データの保存などに応用可能な後者について研究している。実際の暗号プロトコルだけでなく、「情報理論的安全性とは何か」といった基本的な問題にも興味を持つ。

効率の追求

この安全性とトレードオフの関係にあるのが効率の追求である。例えば、秘密情報を分散して管理し、集めると復元できる「秘密分散法」の効率化・高機能化を一つのテーマとし、高い安全性を保ちつつ、データサイズが大きいという欠点を解消して暗号の高速・軽量化を試みている。こうした問題意識は情報理論的暗号の多くのプロトコルにみられ、情報理論的なアプローチが有用だと考えている。

プロトコル

秘密分散法のほか、これを画像で実現する「視覚復号型秘密分散法」の多様なバリエーションを考案した。視覚復号型暗号は暗号の知識がなくても利用可能な暗号である。同様に、トランプのようなカードで実装できる秘密計算(カードベース暗号)なども研究する。秘密計算や検索可能暗号といった暗号プロトコルも手がける。

研究の3本柱
情報理論的暗号の不思議な性質

経歴

情報理論と暗号理論の双方に通じる数少ない理論研究者の一人。情報理論の観点から暗号理論の諸問題にアプローチする手法でメーカーとも多くの共同研究を行う。

研究・産学連携