「子供と学ぶ科学実験講座」を応援する
子供と学ぶ!久しぶりに大人も学んでみる!
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設置趣旨
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活動報告
「子供と学ぶ科学実験講座」として、「子供実験講座」としない理由は、単に解のある知識の体験実験ではなく、大学が行う実験講座として、大人の方も専門的な科学に触れて、知識を学んでテストされるような学びではなく、お子様と一緒に学び、お子様が大人になった時、「あの夏、親と一緒に科学実験をした」という記憶に残るイベントであってほしいとの願いからこの題目で実験講座を行なっています。
どうか、学びがテストの得点として記録されるものばかりではなく、「親と楽しい時間を一緒に過ごした」という記憶に残る学習もあることを知っていただきたいとの願いを込めて、開催しております。教育は「教える」と「育てる」との2つの行為から成り立っていますが、昨今は知識の記憶に重点を置いた「教える」ことに比重が大きくなり、「育てる」ことの比重が小さくなってしまったように思います。
この実験を通じて、学び(教えること)はお子様を成長させるための道具であり、「育てる」ことにこそ、教育の本意があることを思い起こしていただければ幸甚に存じます。
「単に知識を覚え込ませること」ではなく、「教育に願いを込めること」こそ学校が行うべき教育であることを、開催者として毎回再認識致しております。 電気通信大学の教育にご興味をお持ちいただき、本実験講座をご支援くだされば、望外の喜びでございます。
「子供と学ぶ科学実験講座」教員一同
2024年度 子供と学ぶ科学実験講座
アスパルテームを合成してハエが舐めるかどうか試してみよう
~ヒトと昆虫の味覚の違いを科学する~
日時:2024年 7月 29日(月)・ 8月 2日(金) 12:30~16:00
ハエは甘いものが大好きです。人工甘味料のアスパルテーム(Aspartame)は砂糖の 200倍の甘さとされていますが、いわゆる砂糖 (Sucrose)とは異なった化学物質です。ヒトの味覚は人工甘味料にだまされて甘みを感じることから、アスパルテームはダイエット食品として広く知られ、世界中で販売されています。
実験では、アスパルテームの合成中間体からアスパルテームを自分で合成して、合成したアスパルテームと砂糖のどちらをハエが好むかを実験・観察しました。そして結果について専門家の解説を聞き、さらに理解を深めました。
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