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ベンチャー支援活動:研究・産学連携

UECものづくりコンテスト 2018
入賞者紹介(13)

2018年10月5日

受賞者プロフィール

氏名 香取 稜(かとり りょう)
所属 1 電気通信大学
情報理工学域Ⅱ類2年
所属 2 ベンチャー工房
インタラクティブ・メディア・ラボ IML
生年 1998年10月、世田谷区生まれ
高校 世田谷学園 中学校 高等学校
部活 水泳部(中・高通して)、パソコン研究同好会(高校)

香取 稜さん

UEC進学の理由

進路相談に備えてプログラミングができそうな大学を調べた。UECは理工系単科大学で情報系に強いの興味を持った。入学してから進路が決められる大くくり入試と過去問題が自分に合っているので決めた。

受賞作品

名称

音声を大事に聴くための線香花火型音声再生デバイス「こと花火」

受賞

株式会社CRE-CO賞(賞金10万円)
モバイルクリエイト株式会社賞(賞金5万円)

概要

関東風の線香花火に似た形状の音声再生デバイス。線香花火を楽しむときのように、夜、静かな場所で気の置けない仲間とデバイスから再生されるメッセージを輪になって聞く。メッセージの例としては、学校卒業時に皆の思いを録音してタイムカプセルに収めておき、しかるべきタイミングで取り出すなど。

背景

SNSのおかげで言葉の発信が容易になっている。おちゃらけから深刻まで、あらゆる言葉がするりと言える環境。あまりにも簡単に発信できるため言葉が軽く扱われすぎている、という問題意識を持った。だから提案の目的を、言葉を噛みしめて思いを伝えることにした。思いを伝えるには、音声のほうが書き言葉よりも伝わると考え、音声再生デバイスにした。デバイスの形状が大事なので、どうすれば良いか、チームの3人で議論した。ブレーンストーミングしているとき、線香花火のアイディアが唐突に飛び出した。線香花火は他の花火に比べると、はかないイメージがある。でも、楽しいイメージも併せ持っている。そこが音声を大事に聞いてもらうデバイスの形としてフィットする。言葉と花火。合わせて「こと花火」。これで行こうと決めた。

ポイント

単に録音したものを聞くのではなく、趣深く音声メッセージを味わえる点。しかも、一本の花火は一度きり。だが、チームに武蔵野美術大学のデザイナー学生がいたおかげで「こと花火」は部屋のインテリアとして飾っておけるデザインになっている。

インタビュー

出展の感想

学会発表した時と比べ、ブースに来てくれる人は企業の人が中心だった。だから、商品化に向けた質問をたくさん頂くことができた。これは幾らで買えるのか?と聞かれたとき、自分たちは値段のことなど全然考えてなかったことに気づいた。5,000円で売るには原価は2,500円だよ、と現実的なアドバイスをしてもらった。学会発表ではコンセプトの提示が重要だ。しかし、商品にするならば誰に使ってもらうか、どう作るか、幾らで作るか等などを考えなければならない。同じコンセプトでも、アウトプットをアート作品にするのか工業商品にするのか、切り分けて考えるようになった。賞金を提供してくれたCRE-CO様とモバイルクリエイト様には、ふわっとしたイメージだったにも係らず、形にするよう後押ししてくださったことに感謝している。グレード感を備えたプロトタイプを作る資金が得られた。ので、コンセプト提案で終わらせられない。勝って兜の緒を締めよという言葉通り、緊張感を持って制作し、表彰してくださった企業様の期待にお応えする。

次年度参加者へのメッセージ

良いね、と言ってもらえるプロダクトを作るには、最初のネタ出しが肝心。メンバーで集まっての話し合いと1人の時間のアイディア出しが大事。自分の方法は、アイディアは紙に書き出し、メンバーに伝えるためスライドに整理している。

成果発表会までの開発目標

10月27日と28日、武蔵野美術大学芸術祭に出展する。ここで得たフィードバックを元に、「こと花火」をさらに進化しさせて発表に臨む。

在学中の活動方針

社会に出たら、自分の専門を持ちつつ、他の分野の方々と一緒になって新しいものを生み出す仕事に就きたいと考えている。そのために大学院では、先端的な研究に触れたり、海外の人たちと一緒に研究する経験を積みたい。どんな道があるのか可能性を探るため、2019年の春休みには海外短期留学を計画している。

お問い合わせ

UECものづくりコンテスト事務局
メールアドレス:venture@sangaku.uec.ac.jp(産学官連携センター)

研究・産学連携