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研究・産学官連携に関する機関:図書館・教育研究センター

宇宙・電磁環境研究センター

概要

本センターは、電磁波の計測とそのモデリングを機軸として、宇宙空間や地球の上層から、私たちが普段生活をしている場所までの電磁環境の理解を深めることをミッションとしています。

地球に比較的近い宇宙空間で起こっている代表的な電磁現象はオーロラです。オーロラは光という電磁波を周囲に放ち、地上の光学観測装置を通して、その性質が明らかになります。オーロラの中や周辺には強い電流が流れており、この電流は、人工衛星や地上から磁界の変動として捉えることができます。オーロラが光り、強い電流が流れる領域は電離圏と呼ばれており、地上から短波帯の電磁波を放射すると、そこで反射されて戻ってきます。センターの附属の施設である菅平宇宙電波観測所では、アンテナを用いてこのような反射波を観測し、電離圏の電離大気のダイナミックな性質を調べています。用いる電磁波の波長を変えていくと、電離圏よりはるか下の大気中において、落雷がどこで起こっているかなどの情報を得ることもできます。
このような研究は、電磁波のある種の乱れを自然現象からの貴重なメッセージとして捉え、現象の性質を明らかにしようとするものです。一方、電磁波の乱れは、私たちの生活にあふれている電気装置の中にも生じており、このような乱れは、私たちの普段の生活に密接に関わる問題です。特に装置の中の回路基板へのノイズをいかに低減させていくかが重要です。

私たちは、このような電磁現象・電磁環境の問題を主な対象として研究を進めています。今後、既存の研究分野の枠組みを超える新たな課題にも取り組んでいきます。

関連施設

菅平宇宙電波観測所

本観測所は、1968年の開設以来、いろいろな電波観測手法により宇宙や地球惑星の電磁環境に関する研究を行っています。VHF帯およびUHF帯の人工衛星追尾受信システムを所有しており、そのシステムを用いて学部の専門科目の演習にも協力しています。

地理座標(世界測地系):北緯36°32′ 東経138°19′
地磁気座標:北緯27°12′ 東経207°00′(1999年6月)
標高:1313m

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